7月から8月にかけて、フランスを舞台にして戦った大岩ジャパンのパリ五輪。予選グループ3試合を全勝で終え、準々決勝でスペインに敗れて大会を去ることとなった。その4試合と、強化過程でどのような関係が見られたか。数字で振り返る。
その4試合において、フィールドプレイヤーで最も長く出場したのは、山本理仁。4試合すべてに先発して290分を数えた。2番目に長かったのは、藤田譲瑠チマと細谷真大。2人は同じく281分の出場だった。チームキャプテンも務めた藤田譲瑠チマと、その藤田がベンチスタートとなったイスラエル戦でゲームキャプテンを務めた山本理仁の2人が中盤の軸だったことは、その数字からも明白だ。
そしてこの2人は、強化過程においてもチーム作りの中心にあった。大岩ジャパンが発足してから今年7月のフランス戦までの公になっている試合において、藤田の出場時間は2224分(32試合/先発22、途中10)と最長。山本理仁は1676分(28試合/先発20、途中出場8)。大岩ジャパンに召集されたMF登録の選手においては、この2人が最上位2席を占めている。