■上空から見た「サッカーの聖地」
海外でもそうです。1996年にEURO観戦に行ったときは、モスクワ経由でしたが(「蹴球放浪記」第21回「モスクワ名物。収容所ホテル」の巻)、ロンドン到着前にアエロフロート便の窓からウェンブリー・スタジアムがよく見えました。ツインタワーで有名だった旧ウェンブリーです。
ウェンブリーでの観戦というのもこの旅行の目的の一つだったので、そのウェンブリーが間近に見えてちょっと感激してしまいました。
さらに高度が低くなっていくと、緑の芝生に加えてゴールポストも見えてきます。
英国系の国に行けば「あっ、サッカー場ではない! ラグビー場だ!」ということもあるでしょう。昨年、女子ワールドカップ観戦にニュージーランドに行きましたが、予想通り、ほとんどがラグビー場でした。もちろん、目的地がアメリカ合衆国だったら、緑の芝生の多くはアメリカン・フットボール場ということになります。
また、英国系の国では楕円形のクリケット場の芝生もたくさん見えますし、アメリカや日本だと、ちょっと変わった形をした野球場もたくさん目に入ります。