後藤健生の「蹴球放浪記」第225回「飛行機の中でもスタジアムを探してしまうサッカー好きの性」の巻(2)成田は「埼スタ」、羽田は「等々力」が最初、超低空飛行で「アルゼンチン」初優勝の画像
1978年ワールドカップ決勝の入場券。試合直前に旅客機が超低空飛行した。提供/後藤健生

 蹴球放浪家・後藤健生は、どこでもサッカーを楽しむ。世界中で、そして空の上でも、サッカーのことを忘れない。ここでは、空の上からのサッカーの味わい方をお伝えする。

■しばらくすると「日産スタジアム」

 成田空港から西に向かう便に乗って、右側の席に座っていれば、離陸してからしばらくすると埼玉スタジアム2002の特徴的な白い屋根が見えてきます。羽田空港から西に向かうと、多摩川を渡ったあたりに等々力陸上競技場が見えますし、それからしばらくすると日産スタジアムが見えてきます。

 そのまま、目を凝らしていると相模湾上空に差し掛かったところで平塚のレモンガススタジアムも見えてきますし、その後もJリーグでお馴染みのスタジアムが次々と見つかります。

 大阪空港へのアプローチでは東大阪市の花園ラグビー場がよく見えます(今では、J3リーグのFC大阪のホームにもなっています)。

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