■藤尾翔太が「落ち着いて決めた!」

 さらに87分には、藤尾が細谷のスルーパスを受けてDFの裏に抜け出し、自身の2ゴール目、チーム5点目をゲットする。

自身2点目、チーム5点目を相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも冷静に決めた藤尾翔太。撮影/渡辺航滋(Sony α-1)

 大勝した日本だが、次の相手は3月の親善試合で1‐3で負けているマリ代表。フィジカルで勝る相手を、組織力で撃破して、グループリーグ突破を果たすことができるか。注目しよう。
 そして、大勝したパラグアイ戦で忘れてはならないのは、果敢な侵入で相手10番を退場に追い込んだ平河悠の存在だろう。ファールを受けた後、ピッチに戻ったものの、プレーを続行することができずに担架で運び出され、34分に佐藤恵允との交代を余儀なくされた。
 彼の献身、犠牲なくしては、この圧勝劇はなかっただろう。今後、FC町田ゼルビアから新天地であるイングランド2部リーグのブリストルへの期限付き移籍が決まっているだけに、足首のケガが軽いことを祈りたい。

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