■チームメイトと「喜びのポーズ!」

斉藤と三戸、共通の知人がいたのであろう。親指を立てて2人で「グッド」サイン。本当にうれしそうだ。撮影/渡辺航滋(Sony α-1)

 2点目は同じく三戸。後半18分、またまた斉藤がボックス左で相手DFを得意のドリブルでかわすと、中央で待つフリーの三戸にピンポイントクロス。身長166センチと小柄な三戸が誰に邪魔されることなく、ダイビングヘッドを決めた。水戸はスパルタの同僚である斉藤とクロスを上げる前に目が合って、「ドンピシャのボールが来たので、あとは決めるだけだった」とコメントしている。

全身を投げ出すように、ダイビングヘッドで2点目を決める三戸。まさにドンピシャのタイミングだった。撮影/渡辺航滋(Sony α-1)

 1点目の功労者は決めた三戸以外に、アシストした大畑、縦パスで決定機を演出した斉藤などの名前が上がるが、もう1人いる。ゴール前で相手DFを抑え込み、三戸のシュートコースをこじ開けた細谷真大だ。
 確かに、センターフォワードだけに細谷の得点は欲しいところだが、ダメ押しとなる藤尾翔太(FC町田ゼルビア)の5点目もアシストしている。試合を通した細谷の多大な貢献があって、日本が勝利したことは間違いないだろう。
  記事後半では、ゴール瞬間の写真とともに、3点目以降を振り返っていこう。

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