■シャツ「イン」か「アウト」か
もっとも、「スポンサーのロゴが露出されていない」という点では、まったく違った形もある。柏レイソルのMF戸嶋祥郎選手は、Jリーグでも私の大好きな選手のひとりなのだが、彼は古来ゆかしくシャツをきちんとパンツの中に入れている。そのため、シャツの背面下部に入っている「株式会社日立ビルシステム」の赤いロゴが見えない状態になっているのである。
「シャツイン」か「シャツアウト」かのテーマについては、また別の機会に考えたいが、ともかく、スポンサーと試合の場で広告の掲出を約束(契約)したプロサッカークラブが、選手によって、それを実行できていないという状態はどうなのだろうか。
私は、戸嶋選手の場合なら、パンツ上部にスポンサーロゴを入れたらいいのではないかと思う。鈴木優磨選手のようにパンツをたくし上げる選手の場合は、太ももにでもプリントするか、ステッカーを貼りつけることになるのだろうか…。
数年前には、鈴木優磨選手ばかり目立っていた「パンツたくし上げスタイル」だが、近年ジワジワと広がりを見せている。ヴィッセル神戸のFW大迫勇也選手もそのひとりだ。その他にも何人もの選手がパンツをたくし上げたスタイルでプレーしているのを見るようになった。