オランダ1部フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が試合後に見せた現地サポーターとの温かい交流シーンが反響を呼んでいる。
強豪フェイエノールトでの1年目を苦しみながらもシーズン最後の4試合を3ゴール2アシスト(シーズン通算5ゴール2アシスト)で終えた上田は、リベンジを果たすための新シーズンへ向けて、新たにブライアン・プリスケ監督が就任したチームの中でトレーニングを開始している。
そして、新チームとして初の対外試合となった現地6日のドルトレヒト(オランダ2部)戦ではスタメン出場して1ゴールを決めると、同13日に行われたゲンク(ベルギー)との親善試合にもスタメン出場して3-4-2-1の1トップとしてプレー。ゴールこそ奪えなかったが、2点リードした後の後半17分までピッチに立ち、3-1での勝利に貢献した。
その試合後のことだった。本拠地フェイエノールトスタジアムに駆け付けた現地サポーターのもとに手を振りながら歩み寄った上田は、「AYASE写真?」と描かれたボードを掲げた少女を指差し、自身が着用していた背番号9のユニフォームをプレゼントした。上田が投げたユニフォームを、その少女の父親が見事にキャッチすると、周囲のサポーターから温かい拍手が沸き起こった。