■ロナウドは「オーバーヘッド」も試みた
クリスティアーノ・ロナウドとエムバペとの抱擁で始まった試合は0-0。ボール・ポゼッションはポルトガルが67%、フランスが37%。シュートは15本と20本。枠内は4本、5本。
ロナウドは懸命に動き、この大会で一番多くボールに触ったが、ゴールを決めることはかなわなかった。
引きずり倒されてしまったが、果敢にオーバーヘッドシュートも試みた。
ロナウドは無念の表情でポルトガル・ファンの前に立ったが、涙目のペペを慰めた。
「懸命に戦い、監督の言葉も実践した。得点のチャンスもあった。今日のパフォーマンスは違う結果に値するものだった。でも、それがサッカーだ」(ぺぺ)
CR7(クリスティアーノ・ロナウドのあだ名。 Cはクリスティアーノ=Cristianoの頭文字、Rはロナウド=Ronaldoの頭文字、7は背番号7から)のEUROは、ハンブルクで終わった。
ロナウドは背中を向けると、ピッチから消えて行った。