今回のtotoはJ1第21節の10試合と、J2第22節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
町田の首位交代を後押しする「修正力」
J1はシーズンを折り返した。依然、首位に立っているのはFC町田ゼルビアだが、今節は首位交代の可能性がある。
カギとなるのは、今節、町田と対戦するガンバ大阪の「修正力」だ。
G大阪を率いるのは、ダニエル・ポヤトス監督。チームを預かって2年目、昨季16位に終わりながら続投させたクラブの我慢が実り、現在3位と好位置につけている。
注目したいのが、スペイン人指揮官の修正力だ。昨シーズン前半戦終盤から後半戦頭にかけて7勝1分と、8試合無敗の時期があった。終盤の失速は残念だったが、そこでの経験からの「学び」を今シーズンにつなげている。
現在のチームは、すでに昨季の好調時を超えている。第12節以降、7勝2分と無敗ロードを突き進んでいるのだ。
問題点を洗い出し、相手を研究し、修正していることが、シーズン後半のリスタートに効いていると考えられる。今節で対戦する町田とは、開幕戦で1-1と引き分けており、情報も自信も十分、手の内にあるはず。勝点2差の上位対決を制し、G大阪が首位に躍り出ることになるだろう。