■次戦への意気込み

「課題は最後の崩しであったり、カウンター気味になった時の最後の質、クロスの質。そのあたりがもう少しよくなれば、もっと点が入りやすくなるかなと。点が入れば守りやすくなるし、守備へのモチベーションももっと上がる。そこは伸びしろかなと思います」

 宇佐美のポジティブシンキングがチーム全体に伝わり、得点力アップという形で具現化できれば理想的。さしあたって、30日の次戦・町田ゼルビアとの上位対決にフォーカスすることが肝要だ。

 町田とは2月24日の今季開幕戦でぶつかり、1-1で引き分けているが、次はホーム・吹田での一戦。勝ち点3がマストだ。

「町田と神戸も引き上げたので、次、町田に勝つことができれば、この勝ち点1もすごく意味のあるものになる。そうなるようにしていきたいです」とエースが言うように、今こそガンバの底力を示すべき時。次戦が彼らの今後を大きく左右すると言っても過言ではない。

(取材・文/元川悦子)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4