【上位対決となった後半戦初戦で、痛み分けに終わった鹿島vsG大阪(2)】キャプテン・宇佐美は「ポジティブな勝点1」と前向き……堅守のガンバはいかにして得点力を上げていくかの画像
ガンバ大阪の宇佐美貴史 撮影:中地拓也

 今季J1後半戦スタートとなった26日の鹿島アントラーズ戦を0-0で乗り切ったガンバ大阪。敵地で勝ち点1というのは悪くない結果だろう。それはキャプテン・宇佐美貴史も指摘していた点だ。

「まあ消耗戦というか、そういった感じは正直、否めなかったですし、日程もタイトな中で普段通りのサッカーをお互いに表現しきれなかった部分もあったと思う。それでも僕らとしては全然ネガティブになるような勝ち点1じゃない。むしろポジティブに捉えていいという話はチーム全体に言いました」と背番号7は試合後に語っていた。

 前半25分に濃野公人の決定機を中谷進之介が体でブロックし、44分の仲間隼斗のダイビングヘッドを守護神・一森純が確実に阻止するなど、守備陣の安定感は目を見張るものがある。今季のガンバは総失点14とリーグ最少で、2失点以上したゲームはわずかに2。

「今回も純君のスーパーセーブに助けられた部分もありましたけど、基本的に失点しそうな雰囲気は今、どの試合もない。全員が体を張る中で守り切っているので、本当に守備に関してはいい状態」と宇佐美も強固な守備組織に自信をのぞかせる。

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