6月6日、FIFAワールドカップのアジア2次予選が行われ、サッカー日本代表はアウェイでミャンマー代表と対戦。5-0で快勝したが、この試合で2得点を決めたエースFW候補が称賛されている。
全6試合で勝ち上がりを決める2次予選はこれが5試合目。ここまでの4試合を不戦勝も含めて全勝としている森保ジャパンはすでに勝ち上がりを決めており、この一戦は消化試合に当たっていた。
だからこそ、この試合でいくつか試したことがあった。一つがスタート時からの3バックの導入で、もう一つは新戦力の起用だった。この日、先発メンバーに名を連ねた小川航基もその一人。
1997年生まれで現在26歳の小川は、東京五輪世代に当たる。現在の森保ジャパンのエースFW上田綺世より年齢は「1」上だが、上田以外にポストプレーと得点力を兼ね備えたFWがいないのがこのチームの悩みでもあった中で、その存在にはかねてより注目が集まっていた。
その小川も、昨年7月にオランダに羽ばたく。NECナイメヘンに所属すると、その1年目でリーグ戦11得点と結果を残していた。
小川は2019年に若手を中心としていたE―1サッカー選手権の日本代表にすでに選出されており、1試合に出場して3得点を挙げていたが、そこから日の丸とは縁遠い存在に。今年3月の北朝鮮戦で久々に出場していたが、今回、満を持して先発メンバーに名を連ねていた。