フランス・リーグアンがファン選出の今季ベストイレブンを発表した。「市場価値300億円男」らと並びサッカー日本代表MF南野拓実も選出され、日本からも驚きと歓喜の声が上がっている。
現地時間6月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝をもって、ヨーロッパの2023-24シーズンのクラブサッカーが終了した。ヨーロッパでは現在、多くの日本人選手がプレーしているが、その中でも最も充実したシーズンを送ったひとりが南野だろう。
モナコ加入1年目の昨季とは打って変わり、チームの主力として活躍した。クラブの月間MVPにも選ばれるなど、多くの人から称賛を受けた。その働きは、リーグ2位と来季のCL出場権獲得につながった。
その声は、クラブの枠を越えて広がった。リーグアンは、8月のリーグ月間MVPに南野を選出。その後もたびたびSNSでプレー動画を取り上げるなど、注目を続けた。
そうした見方は、フランス全体に広がっていることが明らかになった。リーグアンが声を募った、ファンが選ぶ今シーズンのベストイレブンに選ばれたのだ。
11人のうち4枠を締めるのは、やはり優勝したパリ・サンジェルマンの選手たち。その中には当然、2位に8ゴール差をつけて得点王に輝いたフランス代表FWキリアン・ムバッペもいる。
ムバッペは今夏で契約期間を満了し、すでに退団する意志を明らかにしているが、市場価値は1億8000万ユーロ(現在のレートで約306億円)と言われる世界トップクラスの選手だ。そうしたビッグネームに並ぶ価値があると、南野はフランスのファンから認められたのだ。