【J1川崎が反転攻勢に生かす6月の中断期間(1)】いつもとは違った練習メニューを採り入れ、上積み図る。鬼木監督は「技術レベルをもう一つ上げたい」と意図明かすの画像
6月6日の川崎フロンターレのトレーニング 撮影:中地拓也

 現在、中断期間を迎えているJ1リーグ。天皇杯の試合はあるものの、一息つけるこの期間を利用して川崎フロンターレが通常とは違ったトレーニングを採り入れている。

 6月2日にU等々力で名古屋グランパスと対戦した川崎の次のリーグ戦は、16日のヴィッセル神戸戦(国立競技場)となる。12日にU等々力で天皇杯2回戦(ソニー仙台戦)があるものの、まとまった時間を確保できる。

 今季を迎えるに当たって川崎は選手が大幅に入れ替わったものの、24年の最初の公式戦(ACL・山東戦)の開催日が早かったこともあって、キャンプでのトレーニングもじっくり腰を据えてとはいかない部分もあった。それもあってか、リーグ戦でもどかしい時期も過ごしたが、直近は複数得点の試合を増やすなど右肩上がりに。復調の気配を見せる中で、この中断期間はさらに上積みに時間を割くことができる。

 そのため、6日にはいつもとは違ったメニューも採り入れられた。その一つが、浮き球を使ったパスからのシュート練習だ。ピッチの上に並ぶダミー人形にさらにカラーコーンを取り付けて高さを確保。その上を通してのシュート練習をこの日は採り入れた。

  1. 1
  2. 2