■鈴木優磨の累積警告は3
鈴木優磨は目下、イエローカードが累積3枚。万が一、広島戦で警告を受けてしまうと大一番のピッチに立てないという恐れもある。それは彼自身のみならず、チーム全体にとって大きすぎるダメージだ。ゆえに、広島戦は「慎重さ」と「大胆さ」を併せ持ったパフォーマンスが重要になってくる。
ランコ・ポポヴィッチ監督体制の今季はケガが完全に癒えていなかった開幕・名古屋戦以外、全試合フル出場している鈴木優磨。今は心身ともに披露も蓄積しているだろうが、今季の命運を左右する重要な連戦で彼が大仕事をしなければ、鹿島のタイトル獲得はあり得ない。
目下、背番号40が背負うものは想像を絶するほど大きいが、かつてのジーコやレオナルド、ビスマルク、小笠原満男(アカデミー・アドバイザー)といった看板選手たちのように鹿島の看板としての大役を果たし、苦境を乗り越えること。それを彼に改めて強く求めたい。
(取材・文/元川悦子)