J2の大分トリニータが、試合後のロッカールームの様子を公開した。監督や選手がチャントを歌い、踊り出す様子に、ファンからは続々と歓喜の声が上がった。
大分が、J1復帰を目指して懸命に前進を続けている。2019年から3シーズン連続でJ1を戦ったが、ここ3シーズンはJ2での戦いが続く。J2という沼にはまらないよう、一刻も早く這い上がることが求められている。
今季は、期待を高める要素がある。片野坂知宏監督の復帰だ。
J2から降格して初めてのJ3を戦うことになった2016年、片野坂監督がチームを預かった。初めてトップチームを率いたにもかかわらず、片野坂監督はチームをJ3制覇へ導き、2018年にはJ1復帰を決めた。
J1で最下位となった2021年を最後に大分を離れたが、2シーズンぶりに帰還。その辣腕で、チームをJ1へ連れ戻すことが期待されている。
ここまでは、1ケタ順位と2ケタ順位を行ったり来たりしている。だが、前節にはついに今季初の連勝を記録。しかも、ともにアウェイで白星を獲得と、今後に期待を抱かせるものだった。
クラブは試合翌日の5月4日、連勝を飾ったヴァンフォーレ甲府戦後のロッカールームの様子を公開した。その動画は、ファンの期待を高めずにはおかないものだった。
動画の冒頭、いきなり片野坂監督がチームのチャントを歌い、踊り出す。すると、すぐに選手たちもならい、ロッカールームが大騒ぎになった。
その後、片野坂監督は選手たちに感謝の言葉を述べ、連戦となる次節のホームゲームに向けての奮起も促す。やや息切れしているようにも見えるが、選手たちにかける言葉は力強い。