■「一番の違いは最初から僕が(監督を)やっていること」
最終的には2点目を失いながらも、3-2で逃げ切り、清水は3連勝。首位をキープした。ゼ・リカルド監督解任という事態に陥っていたちょうど1年前と比較するとかなりチームはポジティブな状態にいる。
「一番の違いは最初から僕が(監督を)やっていること。自分の志向やフットボールが浸透している。そこは途中から指揮を執った昨年とは全然違う」と秋葉監督も強調したが、確かに今季の清水はイケそうな予感がある。ルーカス・ブラガや中村、矢島ら新戦力がいい味を出し、年齢に関係なく前向きな競争が繰り広げられていることも好スタートの要因と言っていいだろう。
(取材・文/元川悦子)
(後編へ続く)