■伊藤「改善できないまま2失点」
浦和は守備ではめ切れず、1トップのFW荒木遼太郎とトップ下のMF松木玖生が流動的にプレー。“ゼロトップ2のような形を取り、ビルドアップ時には攻撃の起点を作られていた。「行く、行かない」で小さな迷いが生まれれば当然プレスのスタートが遅れる。遅れてハマるほど甘くはないのがプロの世界だ。
伊藤は「(ピッチ内で)改善できないまま2失点をしたのはもったいない。もう少しコンパクトにして4-4-2、4-2-3-1にするのも1つの選択としてあったが、チームとして4-3-3があって4-5-1のブロックを作って守る方針なので、スライドや一人ひとりの中を締める意識やプレスバック、もっと細部にこだわらないといけない」と口にした。
昨シーズンは、マチェイ・スコルジャ監督の下、リーグ最小失点となる27を記録しているが「去年は堅い守備ができていた中でやり方が変わって、耐えるところを耐えられてないのはチームとして弱さを見せてしまっていると思う」(伊藤)と危機感を募らせた。