川崎フロンターレなどで活躍した鄭大世氏が、SNSでかつてのチームメイトたちとの写真を公開した。東京駅で勃発した「静岡ダービー」に、ファンが興奮の声を上げている。
鄭大世氏は2006年に川崎フロンターレに加入し、プロキャリアを歩み始めた。川崎在籍中に評価を高め、北朝鮮代表として2010年のワールドカップ・南アフリカ大会にも出場。同大会後は、当時ドイツ2部だったボーフムへと移籍した。
ドイツ1部のケルンを経て、2013年には韓国の水原三星へと移籍。2015年には、清水エスパルスへと加入して、久々にJリーグへと戻ってきた。
2022年を最後に引退するまで、清水が鄭大世氏にとって最も長く所属したクラブとなった。2016年にはJ2ながらキャリアハイの26ゴールを叩き出したこともあり、思い出深いクラブとなっているようだ。
3月30日、その鄭大世氏にまつわる「静岡ダービー」が勃発した。場所は、東京駅のホームだったようだ。
鄭大世氏は自身のSNSで「週末の東京駅はいろんなユニ着てて面白いなー」とつづり、さらに「ホームで静岡ダービー起きてた」として、1枚の写真を公開した。中央には笑顔の鄭大世氏、右には眼鏡をかけた川島永嗣、左には微笑む松原后と、ジュビロ磐田の2選手が並んでいる。
磐田はこの日、県立カシマサッカースタジアムで鹿島アントラーズと対戦。どうやら、その帰路で3人が遭遇したようだ。
鄭大世氏と川島は川崎フロンターレで、松原は清水エスパルスで、それぞれ共闘している。互いの立場を考えれば静岡ダービーのライバルとも言えるが、うれしい再会であったことは3人の表情が物語っている。