藤田譲瑠チマがゲームキャプテンとして2−0の快勝に導いたウクライナ戦をベンチから見守っていたのが、本来のキャプテンである山本理仁だ。マリ戦のあと、山本は「失点した時にシーンとなっちゃうのは良くないと思うし、間違いなく全員が話してた方が雰囲気がいいと思うので。そういう雰囲気は全員で作り上げていくものなので。求めていきたいと思います」と厳しく指摘していた。
そして、おそらくウクライナ戦はベンチスタートであることを想定しながら「出る出ないに関わらず、やっぱりこの世代でずっとやってきた選手として発信していきたい。(ウクライナ戦は)予選前の最終戦なので。勝って繋げたいという気持ちは全員持ってると思うので、プレーだけじゃなく振る舞いで見せていけたら」と語っており、マリ戦までの3日間でかなり仲間たちとコミュニケーショを取って、そうした姿勢を共有したと考えられる。
藤田譲とは東京ヴェルディのアカデミーから中盤で一緒に組んでおり「何も言わずにわかるし、それは間違いない。ジョエルと組むってなれば、より自分を出せる自信がお互いあると思うので、そこは10年以上の付き合いの2人で、強みでやっていきたい」という。実際に”大岩ジャパン”でも中盤の主力として、一緒にピッチに立つことが多かった。