【浦和レッズが湘南戦で今季初めて見せたもの(1)】興梠慎三が「証明できた」と試合後に振り返ったもの。「その意味ではちょっとすっきりしている部分もあります」の画像
浦和レッズの興梠慎三 撮影:中地拓也

 浦和レッズのキャプテン、DF酒井宏樹は記憶の糸を必死にたどっていた。

「4失点したのは多分、僕が浦和に来てからは初めてだと思いますし……」

 実際は違った。リーグアンオリンピックマルセイユから酒井が加入した2021年夏以来、浦和がJ1リーグで4失点以上を喫したのは今回の湘南ベルマーレ戦が実は4度目。過去3度はいずれも1ゴールしか返せずに惨敗を喫している。

 翻って、2024シーズンの第4節は4-4で引き分けて勝ち点1を獲得している。最終ラインの一人として、大量失点に責任を感じながら酒井が続ける。

「4点を決めてくれた攻撃陣にはすごく感謝しないといけないけど、こういう試合展開を望んでいるわけではない。その意味では残念でしたけど、次へ繋がる1ポイントを手にしたとも言えるので、次節へ向けて頑張っていきたい」

 開始11分に37歳のベテラン、FW興梠慎三の今シーズン初ゴールで先制した。しかし、23分に右サイドからMF鈴木雄斗が放ったクロスを酒井がクリアし損なう。後方にこぼれたボールをDF杉岡大暉に繋がれ、FWルキアンに押し込まれた。

 32分には中央を突破したMF田中聡が左足で強引にシュート。ゴールの枠を外れた一撃に、左前方にいたFW鈴木章斗が左足を合わせて湘南が逆転した。

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