■「Jリーグの大きな魅力」

 そして指揮官はこの試合に挑むためにチームバスでスタジアムを訪れた際にまずは感動したという。選手・スタッフを迎え入れるサポーターの熱さを受けてのもので、「今日、このスタジアムに足を踏み入れる前にサポーターの皆さんの姿を見て本当に鳥肌が立ちましたし、涙が溢れてくるぐらいのサポーターの熱さや愛情が伝わってきました」と言うのだ。

 さらに、「Jリーグの大きな魅力はこのスタジアムのやはり雰囲気だと思います」と語り、「今日もフロンターレサポーターの皆さんもすごく良い雰囲気を作っておられたと思いますし、我々のサポーターも本当に選手を鼓舞するような後押しするような力強い声援を最後まで続けてくれました。非常にいい雰囲気でサッカーができる、これがJリーグの魅力の大きな一つだと私は感じます」と熱弁している。

 この日、スタジアムを訪れた観客の数は2万4947人。鹿島のゴール裏は多くのサポーターであふれ、一方のビジター席も多くの川崎サポーターが駆け付けて真っ青に。両チームのサポーターから熱い応援が送られていた。

 ホームで初勝利を手にしたポポヴィッチ監督にとって、その応援の中で指揮を取れたことが大きな力になったようだ。

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