■トルシエ・ジャパンがフランス代表に「0-5」大敗

 僕が、「コルドバ発コルドバ行き」の航空券を買ったのは、2001年のことでした。

 このとき、僕は3月23日に成田空港を発って、5月2日に帰国する長期取材旅行の最中でした。

 3月24日に、フィリップ・トルシエ監督の日本代表がスタッド・ド・フランスでフランス代表と対戦し、0対5と大敗した試合を観戦した後、ポルトでポルトガル対オランダ戦、ロンドンでUEFAチャンピオンズリーグアーセナルバレンシア戦を見てからアルゼンチンに渡って『サッカー批評』のアルゼンチン特集の取材を敢行しました。

 ちなみに、アーセナルの試合の後、ロンドンからパリ経由でブエノスアイレスに向かう予定だったのですが、その飛行機に乗り遅れるというトラブルがあって、ブエノスアイレス到着は1日遅れてしまいました(「蹴球放浪記」第8回「開かれたブエノスアイレス行きゲート」参照)。

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