J2のモンテディオ山形が、ホーム開幕戦に向けたPR動画を公開した。力作ながら情報が詰め込まれ過ぎた動画に、ファンも困惑している。
山形が好スタートを切った。ジェフユナイテッド千葉に3-2と競り勝った開幕戦に続き、栃木SCとの第2節にも3-1と勝利。開幕連勝を飾り、ヴァンフォーレ甲府を得失点差で追う2位につけている。
ここまでの2試合は、アウェイゲームだった。雪深い山形は、ルヴァンカップを含めたあと2試合を敵地で戦いつつ、ホーム開幕戦を待つ。
待ちわびている分、歓喜は爆発する。クラブも3月16日に、同じくスタートダッシュを切った甲府相手のホーム開幕戦へと力を入れている。
3月3日には、ホームでのオープニングマッチをアピールする動画をSNSで公開した。多くのファンが楽しみにしているが、その上を行く力の入れように、混乱の声も広がっている。
動画の冒頭から登場するのは、山形が生んだ新たな有名人だ。深夜番組で取り上げられ、国民的な人気作品『ドラえもん』の初代声優・大山のぶ代さんに声がそっくりだとして一気に有名になった山形県真室川町出身の木村佳代さんが、「あの声」でナレーションを担当する。
その裏で流れているのは、独特なオリジナルソングだ。木村さんの声に負けない存在感を放っており、どちらに耳を傾けていいか分からないほどだ。
さらに、山形は情報を詰め込んでくる。甲府戦では、先着1万4000人に「着るモンチョ」が配布されるという。今季のユニフォームがデザインされたフランネル生地のポンチョで、昨年も好評を博したプレゼントだ。大きめにできていて上から羽織ることができ、まだ肌寒い山形では重宝されるアイテムだ。