■「外回しだけでは思う壺」
東京ヴェルディのコンパクトなゾーンディフェンスについて伊藤は「相手が自分たちのスペースを消し、ある程度ボールを持たせてくれましたが、そこから崩しきれなかった印象です。相手がコンパクトにしてきた中で、外回しだけでは思う壺というか、どこかでチャレンジするボールを出していかないといけない」と話した。
ハーフタイムでのペア・マティアス・ヘグモ監督の裏抜けへの指示について「そこを指摘されました。そこはマリウス(ホイブラーテン)にだいぶ言われていたことは感じていましたけど、お互いにコミュニケーションがまだ不足していました。自分も走っていなかったですけど、裏にパスが出る感覚もなかったので、もう少し走っても良かったかなと思いました」と言う。
昨シーズンはベストイレブンに輝きリーグ戦33試合で2得点をマークしたが、指揮官からは“10得点を取らなければダメ”と言われている。元々、ゴール前に飛び出し得点やアシストでチャンスを作ることを持ち味とするだけに、“ヘグモ式”の新機軸において試合を積み重ねていくことで、そういった場面は増え、結果はついてくるだろう。