【浦和レッズのIHが語る“ヘグモ式4-3-3”攻撃面での道しるべ(2)】伊藤敦樹が反省する「外回しだけでは思う壺」だからこそ、求められる「チャレンジするボール」の重要性の画像
東京V戦で先発した浦和レッズの伊藤敦樹 撮影:中地拓也

 この日の埼玉スタジアムには5万863人の観客が来場。ホーム開幕戦での5万人越えは2013年以来11年ぶりとなる。試合前には優勝シャーレや“GRAB THE TOP”(勝利をつかめ)を型取った壮大なビジュアルサポートで選手らは後押しを受けたが、その期待に応えることはできなかった。

 今シーズン、否が応でもチームへの期待感は高い。しかし攻撃的サッカーを標榜する中で2試合を通しての得点はPKによる1点のみ。左インサイドハーフで先発したMF小泉佳穂は「(雰囲気は)素晴らしいものがあった。勝利で終われたら良かったが、何とも言えない内容になって悔しい」と話した。

 また右インサイドハーフでプレーしたMF伊藤敦樹は「厳しい結果。PKの1点でみんなの期待を裏切る形になってしまった。開幕前の期待感、今シーズンへの思いを感じていましたが1分1敗で終えてしまった」と申し訳なさそうにコメント。そして「まだ始まったばかりですし、自分たちがやってきたことをやり続ければ結果がついてくると思います」と力を込めて続けた。

 スタートダッシュに成功したとは言えないが、ここからは結果で応える覚悟だ。「勝ち続けてずっと良い位置にいれば毎試合これくらい来てくれると思いますし、そこは裏切りたくない」。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4