リバプールが先週末のリーグ戦でクラブ初記録を達成した。サッカー日本代表MF遠藤航もいてこそのことで、その「貢献」に日本のファンの間で感激が広がっている。
リバプールは現在、プレミアリーグで激しい首位争いを繰り広げている。順位表の頂点に立っているものの、勝点2差でアーセナルが食らいつき続けている。3位の昨季王者マンチェスター・シティとも4ポイント差しか離れておらず、気の抜けない日々が続く。
2月17日に行われた第26節も、2ケタ順位に沈んでいるブレントフォードが相手とはいえ、油断はできなかった。3シーズン連続でプレミアリーグを戦っているブレントフォードは、たとえ敗れても常に接戦を繰り広げ、上位チームも苦しめていた。
その大事な試合に遠藤も先発した。日本のサッカーファンとしてはうれしいことだが、さらに誇らしく思う事実がクラブから明かされた。
プレミアリーグには、世界中からトップクラスのタレントが集まる。その名門クラブにおいて史上初めて、スターティングイレブンが異なる国籍の11人で構成されたというのだ。
地元イングランドの出身は、下部組織から生え抜きのカーティス・ジョーンズだけ。やはりヨーロッパ出身者が7人と最多だが、南米から3人、そしてリーグ全体を見渡しても決して多くないアジアから、遠藤が名を連ねている。