2月17日、国立競技場で「FUJIFILM SUPER CUP」が行われ、川崎フロンターレが1−0でヴィッセル神戸に勝利した。その決勝点を挙げたDFファンウェルメスケルケン際の試合直後の英語インタビューが、大きな話題となり、ファンを虜にしている。
現在29歳のファンウェルメスケルケン際は、オランダ人の父と日本人の母を持つ。生まれはオランダだが、2歳で一家で渡日して日本育ち。高校卒業後に単身オランダに渡って実績を積み、今オフに川崎に加わった逆輸入サイドバックだ。
そのファンウェルメスケルケン際は、国立競技場での今季初タイトルがかかる一戦に右サイドバックとして先発出場した。日本での公式戦デビューとなった試合で、0-0の後半3分にセットプレーからの流れで相手MF山口蛍がクリアしようとしたところに間合いを詰めると、ブロックしたボールがそのままゴールに吸い込まれる形の得点を奪った。
そして試合後、日本の記者だけでなく外国人記者からの取材も受けたファンウェルメスケルケン際は、取材ゾーンで英語での完璧な受け答えを披露した。質問者の言葉ひとつひとつに頷きながら、笑顔を交えて対応すると、最後は「Thank you so much!」に続き、「ありがとうございます!」と深々と頭を下げている。