1月13日のACLラウンド16・山東戦から中3日でのヴィッセル神戸戦。先発メンバー11人全員を入れ替えて挑んだ川崎フロンターレ。鬼木達監督は、その起用に意図があったと振り返る。
「日程的なところも実際にあったと思います」と決断の一端を明かしたうえで、「自分自身も多くの選手をこのタイミングで見たい、公式戦のこの真剣な場で見たいというところと、あとはどれぐらいできるのかっていうやっぱり評価の部分も考えた」とも説明する。
負けず嫌いな指揮官だけに、「今後の過密日程も考えての起用というのもありますけれども、ただ、自分自身の中で基準を落とさずに戦っていきたい。過密日程だからターンオーバーではなくて、あくまで戦えて走れて勝ちに持っていけることを前提に選んでいきたい」と話し、求める基準を下げる気はない。
だからこそ、神戸戦での戦いぶりに、「自分としては非常に嬉しい収穫」と笑顔を見せる。また、「トレーニングの中でまだまだ難しいなって思っていた選手も、今日のピッチの中で非常に躍動感があったし、自信を持ってプレーしていたので、これも非常にうれしい収穫」と話す。