宮代大聖はセカンドトップ的なポジション

 ある意味、神戸は今季も大迫次第という部分が少なくない。その大迫が進化を遂げているのは非常に前向きな要素と言っていい。先のアジアカップで8強止まりだった日本代表への復帰待望論が出てもおかしくないレベルなのは間違いない。

 ただ、大迫への依存度が高ければ高いほど、チームとしてのリスクも上がる。この日、武藤嘉紀はアクシデントがあってベンチ外になっており、今後も不透明な部分がある。途中から井出遥也と代わって入った新戦力・宮代大聖もセカンドトップ的な位置づけで、大迫の代役という位置づけではなさそう。となれば、大迫不在時の備えは万全とは言えない。その課題も見え隠れしたインテル・マイアミ戦の90分間だった。

(取材・文/元川悦子)

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