■延長やPKの可能性も
当初は試合参戦を決めていたものの、「17時からでは……」と思うファン・サポーターもいるかもしれないが、遅れてでも駆けつける“意味”がある。というのも、この試合は第2戦ということで、90分終了時点での結果に寄って、延長やPKという可能性もある。
そんな勝負の瀬戸際となれば、応援が試合を左右する。チームを勝たせるため、そして、運命の瞬間を見守るために足を運ぶことは、通常のリーグ戦とはまた違った価値とエキサイトさがある。
本誌の取材によれば、現時点での来場者の見込み数は1万人に達していないという。昨年の等々力でのACL3試合と比べて同等の見込みだというが、今季のホーム開幕戦で1万人を切ることはやはり寂しい。
“異例のホーム開幕戦”に対し、“異例の懇願”がなされた20日のACL第2戦。指揮官の願いはファン・サポーターに通じるか、そして、1万人を超える観衆で相手チームを威圧できるか。Jリーグチケットでの購入のための、“正確な止める・蹴る”ならぬ“正確なタップ・スワイプ”が求められる。