J1の横浜F・マリノスは、DF角田涼太朗の海外クラブへの移籍を発表した。新天地となるクラブは、早くも新ユニフォームに身を包んだ姿を動画で公開しており、目にしたファンは熱いエールを送っている。
またもサムライが海を渡った。1月23日、横浜FMは角田がイングランド2部のカーディフ・シティに完全移籍し、まずはベルギー1部のKVコルトレイクへ期限付き移籍すると発表した。
角田は前橋育英高校から筑波大学へと進み、3年生だった2020年には卒業後の横浜FM加入内定を勝ち取っていた。在学中から特別指定選手として横浜FMでプロのピッチに立ち、4年時の7月には卒業を待たずして前倒しでプロ契約を結び、Jリーガーとなっていた。
シーズン頭から合流していた2022年にはリーグ戦18試合に出場。続く2023年にはケガで辞退したものの、日本代表に選出されていた。
その才能を海外のクラブも放っておかず、今月12日には移籍を前提とした交渉や準備のためにチームを離れることが、横浜FMから発表されていた。待たれていた正式アナウンスが、ついに発せられた格好だ。
ウェールズの首都を本拠地とするカーディフ・シティは今季、イングランド2部相当のチャンピオンシップを戦っている。今シーズン終了まで期限付き移籍するコルトレイクには、かつて日本代表DF渡辺剛が所属し、1年半プレーした後、昨夏に同国の強豪ヘントへと完全移籍を果たしていた。
コルトレイクには今月上旬、一足早く名古屋グランパスから日本代表DF藤井陽也が期限付き移籍で加入していた。この冬2人目の加入となるサムライにクラブも期待を寄せているようで、横浜FMからの発表があった23日には早くも新しいユニフォームを着た角田のメッセージ動画を公開した。