バーレーン戦ではまたもリスタートから1失点し、3-1のほろ苦い勝利となったが、グループリーグより確実に守備陣が安定していたのはま紛れもない事実だろう。
それはやはり冨安健洋(アーセナル)の存在が大きかった。
「僕も隣に彼がいると非常に安心してプレーができる。本当に負けてはいけない状況でみんなでミーティングをしたうえで今日の試合を迎えたので、引き締まった内容でコンパクトに仕上げることができたと思います」と相方の板倉滉(ボルシアMG)も”鉄板CBコンビ”の絶大な効果を口にしていた。
冨安本人は「お互いベストではなかったと思います。間違いなく」と苦笑。「試合中に要求し合ってましたし、それができるからこそ僕は要求してるし、滉君からも要求される。信頼関係の中でできる部分ではあるので、よりよくしていかないといけない」とさらなる高みを目指す重要性も口にしたが、彼らが揃った時にはロングボール対応、長身FWアブドゥラ・ユセフをつぶす守備、的確なラインコントロール、前から味方をプレスに生かせる指示含め、明確な違いを感じさせた。