■北朝鮮でのトライ
牧畜民族であるヨーロッパ人も、もちろん内臓を食べます。
日本で有名なのはイタリア料理の「トリッパ(Trippa)」でしょう。牛の胃のことです。英語では「トライプ(Tripe)」、ポルトガル語では「トリパ(Tripa)」になります。
ポルトガル北部の都市、ポルト市はトリパで有名です。2004年のEURO観戦のためにポルトガルに1か月滞在したときには、内臓好きの僕がトリパを堪能したことは言うまでもありません。
「生魚」も「内臓」も、言葉だけだと、食べなれない人は生臭いあるいは血生臭いと感じるかもしれませんが、きちんと調理してあれば躊躇する必要などまったくありません。
そういえば、1985年に平壌(ピョンヤン)に行った時に連れて行ってもらった犬料理の店では犬の内臓もありました。蒸して臭みを消してあるので、意外に淡泊な料理でした。