■明確に持つ将来像
山根には一部報道で海外移籍の話が出ている。それについて話せることは「特に今はないです」と言うが、自身の将来像は明確に持っている。
「もともと目標を作るタイプではないので、いつも一緒です。“何でもできる選手になりたい”と。ボールを奪えるし、1対1に負けないし、ボールも奪われないし、アシストも得点もどんどん重ねていける選手。それを目指して日々、自分の課題に向き合っています」
戦う意識を自身に課し、そしてその姿を見せることで、そして言葉にすることでチームにもたらすものは大きい。谷口彰悟が移籍したことでその存在の大きさを改めて口にする選手もいるが、山根の存在も間違いなく大きい。
プレーだけでなく背番号13がタフに勝利を求め続ける姿も、チームにタイトルをもたらしたといえる。
(取材・文/中地拓也)