川崎・瀬川祐輔がPKやり直し場面でガッツポーズをした理由を試合後に明かす……「あれで運を引き寄せたって自分では思ってます。川崎に」の画像
川崎フロンターレの瀬川祐輔 撮影:中地拓也

 国立競技場を舞台に川崎フロンターレ柏レイソルと対戦した第103回天皇杯決勝は延長も含めた120分でも勝敗つかず。PK戦での決着となった。そんな川崎のPKキッカー2人目の瀬川祐輔はセーブされた1本目のPKについて「全部タイミングが違いました」と振り返る。

「助走に、呼吸の仕方とか」についてルーティーンを決めていると話す瀬川は「助走に入るタイミングとか、ちょっと1個早かったんですよね」という。そのタイミングはわずかにコンマ何秒の世界。

 早く入ってしまったことは瀬川自身、分かっていたというが、「もう走り出しちゃったから。何かちょっとそれで止めるのも、というか、止められなくて。それで案の定。ちょっとヘッドダウンしちゃって。最後までキーパー、いつも見てるんですけど。多分そこで狂っちゃって見れなく」という状況に陥ってしまったと言う。

 それでも速いボールをコースに蹴ろうとしていたが「でもちょっと引っかかっちゃって。ミスったと思って」蹴ったPKを止められてしまった。悔しがる瀬川を一人出迎える登里享平に慰められつつ「あー、やってもうた」と思っていたところ、登里から「2回目あるよ!」と聞かされたのだという。この時にガッツポーズしたのは「また緊張するのも嫌だったから」だとのことで「イエーイって、味方にふざけて」やったという。

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