横浜F・マリノスやサッカー日本代表で活躍した中澤佑二氏が、現役時代に決めたボレーシュートに再脚光が当たってる。
中澤氏がゴールを決めたのは2014年、5月。川崎フロンターレとのアウェイゲームだ。横浜FMが2点をリードして迎えた後半の43分、右からのコーナーキックに備える。キッカーは中村俊輔氏。正確なクロスから中澤氏のヘディングシュートが期待される場面だが、背番号22はペナルティエリアの外、ペナルティアークの前にいる。しかし、中村氏はそのフリーになっている姿が見えていた。
中村氏はボールを送り出すように左足でキック。クロスは中澤氏へピンポイントで向かう。そしてその場でキックモーションに入ると、タイミングを合わせて右足でボレー。叩きつけられるように当てられたボールはゴール前でバウンドし、ゴール左隅へ吸い込まれた。
横浜FMが3-0で勝利したこの試合は、中村氏が選出している自身の「Jリーグベストプレー30」にも選ばれた。アシストした中村氏にとっても、印象的なゴールだったのだろう。