■ファンにとっても複雑な試合

 そうなると気になるのが浦和だ。鍵を握るのは、「ラストゲーム」だ。

 今節の北海道コンサドーレ札幌との対戦は、両チームにとって思い入れの強いものとなる。「天才」小野伸二の現役ラストマッチになるのだ。

 今季限りでの引退を表明している小野の花道を飾るべく、札幌はさまざまな企画を催してきた。その集大成がこの浦和戦で、必勝を誓って選手たちはピッチに入るだろう。

 一方の浦和にとっても、ACLが続くものの、今季限りでの退任が発表されたマチェイ・スコルジャ監督とのJリーグ最終戦である。選手たちも気合いが入るはずだ。

 浦和でプロキャリアを歩み始め、結果のみならず創造性あふれるプレーと人間性で、人々を笑顔にしてきた小野に対して、肩入れしたくなる浦和サポーターも少なくないだろう。また、札幌のホームでの対戦成績が、札幌から見て4勝4分5敗というドロー率の高さも気になる。よってここは、引き分けでの勝点分け合いを予想したい。

 広島、浦和ともに引き分ければ、3位でシーズンを終えるのは広島。巨額の賞金を手にすることになる。

 J3の昇格争いも、決着がつく。3位のカターレ富山は、過去14勝3分1敗と圧倒しているY.S.C.C.横浜に勝利するだろう。だが、2位の鹿児島ユナイテッドFCがホームで3勝4敗と負け越しながら、アウェイで4勝2敗と「逆転現象」を起こしているガイナーレ鳥取に勝利。逃げ切って、2019年に戦ったJ2の舞台への再挑戦を決めるはずだ。

 今回のtotoの購入締切は12月2日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

PHOTO GALLERY ■編集部の予想は、こちらから!■
  1. 1
  2. 2