ベルギーの名門アンデルレヒトが11月28日、J2ジュビロ磐田から後藤啓介を買取オプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表。クラブの公式SNS上では新天地でのユニフォーム姿を披露し、インタビューにも答えて話題となっている。
現在18歳の後藤は、191cmの高さとスピードを併せ持った大型ストライカー。磐田U-18出身で、高校3年生ながらトップ昇格を果たした今季は2月に高原直泰の持っていた記録を破るクラブ史上最年少得点記録(17歳260日)をマークすると、その後も出番を得てJ2リーグ戦33試合に出場して7得点と活躍。クラブのJ1復帰に貢献した。
ベルギーの首都ブリュッセルを本拠地とするアンデルレヒトは、国内リーグ通算34回の優勝を誇る名門クラブ。1982-83シーズンにはUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制覇し、チャンピオンズリーグの常連だった時期も長く、日本のファンにもその名を知られている。過去には森岡亮太(現シャルルロワ)が所属。昨季はリーグ戦11位と“歴史的低迷”を味わったが、今季は15節を終えた時点で2位に付けている。
その名門クラブにJ2から18歳で加わることになった後藤は、すでに現地での練習に参加しており、この日は「紫×白」カラーに背番号「42」「KEISUKE」のナンバー&ネーム入りのユニフォーム姿を披露。さらにクラブの公式インスタグラムで公開されたインタビューでは、笑顔で自らのプレーの特徴を交えて自己紹介している。