元Jリーグ得点王&MVPの怪物ストライカーのアジア舞台での2得点にJリーグサポーターが沸いている。
11月27日、28日にアジア各地でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第5節が行われた。西地区のグループEでは、アルドゥハイル(カタール)が2−0でイスティクロル(タジキスタン)で勝利した。その2得点を決めたのが、元柏レイソルのFWマイケル・オルンガだった。
4試合を終えて1分け3敗だったアルドゥハイルが、同じく未勝利(2分け2敗)のイスティクロルをホームに迎えた一戦。前半は0−0で折り返すも、後半にオルンガが本領を発揮する。後半2分、右サイドからのクロスをゴール前でDFが頭で触ってコースが変わったボールに反応し、ファーサイドから193cmの長身を活かしたヘディングで先制ゴールを奪う。さらに後半44分、再び右サイドからのクロスに飛び込み、相手DFを吹き飛ばしながらの強烈なヘディング弾。2点とも相手GKが鋭い反応で弾き出すも、VARによって得点が認められた。
ケニア出身のオルンガは、2018年8月に柏に加入すると、2019年のJ2リーグ最終節の京都サンガ戦でJリーグの1試合最多得点記録となる8得点を決めて13―1の大勝劇を演じ、2020年にはJ1で28得点を挙げてリーグMVPに輝いた伝説の助っ人だ。2021年1月に“オイルマネー”に引き抜かれる形となったが、相変わらずの“怪物っぷり”をACLの舞台でも披露した。