普通とは違ったシャーレアップがファンに注目された。
１１月２５日、Ｊ１リーグ第３３節にてヴィッセル神戸と名古屋グランパスが対戦。ホームの神戸にとっては勝てば優勝が決まるという大一番だった。
その神戸は前半１２分にＭＦ井出遥也、前半１４分にＦＷ武藤嘉紀がゴールを奪って２点をリードする。前半３０分にキャスパー・ユンカーの得点で１点差に迫られたものの、以降はゴールを許さずに２－１で勝利。見事にクラブ初となるリーグタイトルを獲得した。
試合後にセレモニーが行われると、キャプテンのＭＦ山口蛍をはじめＦＷ大迫勇也や武藤、ケガで戦線離脱しているＭＦ齊藤未月など、神戸のメンバーたちがシャーレアップを実施。ノエビアスタジアム神戸が感動に包まれていた中、ＧＫ前川黛也がシャーレを掲げる瞬間が違った角度で注目された。
チームメンバーの前に出てきた前川は、後ろを振り返って煽りつつ、シャーレを思い切り掲げた。だがその瞬間、チームメイトたちは前川に背を向けて完全に無視。この日本代表ＧＫが１人でむなしくシャーレアップしているような空気をつくりあげた。
