「これ何が起きたかわからないと思うはず…」中村俊輔氏の”壁の間を抜いた芸術FK”に「やっぱすげーーー!!」とファン興奮! 敵将も両手を広げてお手上げの画像
横浜FCでコーチを務める中村俊輔氏が自身のベストプレーを選出した 撮影:中地拓也

 元サッカー日本代表中村俊輔氏の引退試合が12月に開催される。SNS上では中村氏が自身のベストプレーを30個選出する企画も行われており、その10番目に選ばれたフリーキックがファンを興奮させている。

 サッカー元日本代表の10番が今回選んだプレーは2012年、12月1日の横浜F・マリノスサガン鳥栖の一戦で生まれた。0-0のまま迎えた後半の8分、ペナルティエリア前でボールを持った中村氏がファールを受けてFKを獲得する。

 ゴールから右の位置に構えた中村氏は、何度か視線をゴール方向へ送る。笛が鳴ると短い助走から左足を振り抜いた。するとボールは壁を貫通し、GKの前でバウンド。伸びたボールはゴールネットに吸い込まれた。

 リプレイを見ると、キッカーは壁を狙ってシュートしていたことが分かる。壁にはマリノスの選手も入っており、間が空くのをアシストしていた。とはいえ狙い通りにそこを通し、GKの逆を突くコースを蹴れるのは中村氏くらいだろう。

 動画の1分過ぎぐらいでは当時の鳥栖を率いていた尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督も両手を広げてお手上げのポーズを見せており、敵将も思わず苦笑いを見せる中村氏のFKだった。試合もこの1点が決勝点となりマリノスが勝利している。

  1. 1
  2. 2
  3. 3