12月9日、川崎フロンターレが1本の映像を公開した。その内容と曲のチョイスが公開直後から大反響となっている。
今季、リーグ奪取を目標に掲げながらリーグ8位に終わった川崎。それでも、国内最後のタイトルに王手をかけた状態となっている。それが天皇杯だ。
第100回大会を制した川崎にとっては2度目の戴冠のチャンスであり、何より、成長をキーワードに今季を戦ってきたチームにとって、その集大成とも言える試合となる。
とはいえ、勝負は水物。どちらに転ぶか分からない。それでも、きっといい日になると信じて制作したのが、冒頭で紹介した煽り映像なのである。このムービーは4分間にわたるのだが、その間、流れ続けるのが高橋優の『明日はきっといい日になる』という曲だ。
本誌でも紹介したように、12月5日にすでに煽り映像を公開していたが、そちらはリードを許している状況から反撃しようとする場面映像が多く使用されていた。しかし今回の映像は、ゴールシーンや笑顔があふれる場面を集めたもの。曲名を表すかのような内容となっている。
気になるこの曲は、川崎フロンターレにも天皇杯にも直接関係するものではない。しかし、天皇杯準決勝でアビスパ福岡に勝利した直後のクラブ内の会議で、決勝戦前日にこの曲を使っていい日になることを願おうというアイデアが出たことで使用されることとなったという。