ポルトガルの地で、豪華な3ショットが実現した。J3のいわてグルージャ盛岡で指揮を執っていた松原良香氏が、自身のSNSで公開した。
松原氏は現役時代、ジュビロ磐田など国内外の12クラブでプレー。1996年にはU-23日本代表としてマイアミ・オリンピックに出場し、ブラジル代表を破った「アトランタの奇跡」の一員としても知られていた。
引退後は指導者の道へと入り、SC相模原などで指揮を執っていた。今季からはJ3の岩手で監督を務めていたが、シーズン途中に成績不振のために解任されていた。
国もカテゴリーも問わず、20年以上もプロ選手としてプレーした松原氏の中では、まだまだサッカーへの情熱が燃えたぎっているようだ。自身のインスタグラム公式アカウントで1か月半にわたり、ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチン、イタリア、ポルトガルを旅してサッカーに触れたことを明かしている。
イタリアでは、現在サンプドリアで指揮を執っている元イタリア代表のアンドレア・ピルロ監督と話し合うなど、より深くサッカーを学んだという。だが、それ以上に大きな出会いが、ヨーロッパで待っていたようだ。
「この3日間ずっと行動をともにしてきました。謙虚な姿勢、家族を愛する心、サッカーに対する想い、毎日の努力は幼い頃から変わらない、その全てが自然体で、本当に頭が下がる思いでした」
このコメントともに投稿された写真に松原氏と笑顔で収まっているのは、キング・カズこと三浦知良。白くなったひげをたくわえ、ロングスカーフをオシャレにまとっている。松原氏は同じ静岡出身でもあるレジェンドを、現在プレーするポルトガルへと訪ねたようだ。
さらに豪華な3ショットが実現した。別の写真に2人とともに写っているのは、「和製フリット」などと呼ばれ、天才選手との誉れ高かった石塚啓次氏。松原氏と同い年で、現在はスペイン・バルセロナでうどん店を経営しているが、わざわざ日帰りでポルトガルに赴いたという。