■12月15日に鹿児島県大会・準決勝

 2006年7月29日生まれの名和田は現在、神村学園高校の2年生。昨冬の選手権では1年生ながら背番号10を付け、大会ナンバーワンFWと謳われた福田師王(現ボルシアMG)やMF大迫塁(セレッソ大阪)らを揃えたチームの中で存在感を見せた。

 そして今年6月のU-17アジアカップでは優勝に貢献するとともに得点王とMVPの個人2冠。今大会ではグループリーグ初戦のポーランド戦にスタメン出場した後は2試合連続ベンチで出番なしに終わっていたが、強豪スペインを相手にした一戦で3試合ぶりのピッチに立つと、世界を驚かせるゴラッソ弾を叩き込んだ。

 惜しくもベスト16で涙を飲んだ若き日本だが、今大会の経験は必ず今後の成長へと繋がるはず。その中で名和田がどのような進化を遂げるのか。帰国後はまず、12月15日に予定されている高校選手権の鹿児島県大会・準決勝(決勝は12月16日)の舞台で再び“勇姿”を見せることになる。

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