【U22日本代表で、半田陸が躍動。”A代表経由パリ五輪行き”へ前向きなリスタート(2)】プレーオフ準決勝の地で馳せる”古巣”山形への想い。感慨深そうに呟いた言葉の画像
U22アルゼンチン代表戦での得点につながったU22日本代表・半田陸のパスの場面 撮影:中地拓也

「自分でも打てましたけど。より確率の高いところで、その選択をした感じです」

 2つ目のアシストとなった松村優太鹿島アントラーズ)のゴールについて、半田陸はそう振り返る。相手のサイドチェンジを途中出場の山田楓喜(京都サンガ)がカットして、縦にボールを入れるが、相手ディフェンスにカットされてしまう。

 そこから中盤にボールが出たところに山田がプレスに行くと、こぼれ球をFW植中朝日(横浜F・マリノス)が拾って、鈴木唯人にショートパス。そこから左の松村に出ると、縦に仕掛ける松村に連動して半田がボックス右へ走り込む。

 松村が左から上げたボールはゴール前に飛び込む山田の頭上を越えて、ゴール右脇で半田がボールをコントロールした。相手ディフェンスがブロックに来た逆を突くように、中央に折り返したラストパスを鈴木が勢いよく流し込んだ。こうした良い守備から良い攻撃への流れについて半田は「しっかりボールに行ける選手が多いですし、前の選手たちもあれだけ頑張ってくれたら、ボール奪取に繋がるなと思います」と語った。

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