元サッカー日本代表DF吉田麻也が、古巣のサウサンプトンに“復帰”した。その姿に、地元ファンは歓喜と切望の声を上げている。
2007年に名古屋グランパスでプロキャリアを歩み始めた吉田は、今年で35歳になった。ベテランと呼ばれる段階に入ったものの今でも挑戦を続け、今年からはアメリカプロサッカーMLSでプレーしている。
若い頃から海外志向が強く、3年でJリーグを後にした吉田は、これまで日本以外に5か国を渡り歩いてきた。そうしたさまざまな経験をフルに活用して、昨年のワールドカップでは日本代表をベスト16へと導いた。
栄光に彩られた吉田のキャリアの中でも、特にまばゆく輝くのがサウサンプトン時代だろう。世界最高峰のプレミアリーグで、8シーズンにわたってプレー。世界中からタレントが集まるリーグで、存在感を示し続けたのだ。
その雄姿は、セインツファンの記憶にも深く刻み込まれているようだ。現地時間11月16日には、サウサンプトンがSNSで吉田の姿を公開。「帰ってきた」吉田の姿を見たファンは、こぞって歓喜の声を上げた。
動画の中で吉田は、サウサンプトンの練習着でトレーニングしている。時に笑顔を浮かべながら、楽しそうに体を動かしている。クラブはこの動画について、MLS西地区で13位となりプレーオフに進めなかったLAギャラクシーで、シーズンが終わった吉田が練習に参加した旨を伝えている。