「本当に素敵なシーン」J1湘南の勝利後のロッカールームが「よく頑張りました!」のひと言に沸く!「素晴らしい活動」「監督のニコニコ顔も最高です」との声の画像
湘南ベルマーレの試合後のロッカールームが沸いた 撮影:中地拓也

 J1湘南ベルマーレの試合後のロッカールームの様子が公開され、「素敵すぎる」と話題となっている。

 11月11日、湘南はレモンガススタジアム平塚で行われたJ1リーグ第32節・名古屋グランパス戦で、前半にFW大橋祐紀が2得点を奪い、2−1で勝利した。これで湘南は直近4試合で3勝1分け。残留争いに巻き込まれている中で粘り強い戦いを続け、J1残留圏の17位を死守した。

 そしてこの試合に『TEAMMATES』の“仲間”たちが訪れていた。『TEAMMATES』とは、長期的に治療・療養を必要とする子どもたちの自立支援とコミュニティの創出を支援する事業のことで、約6か月間、スポーツチームの一員として入団して定期的に練習や試合等のチーム活動に参加する。湘南はこの事業に2019年から参画しており、この日は今年8月に入団した長谷川惺南くんに加え、卒団生の高田琥太郎くん、小林蒼月くんが来場。試合後、選手たちとともにスタジアムを一周した後、ロッカールームにも訪れた。

 ここで3人は、山口智監督から「助っ人」として紹介される。選手たちを前に遠慮がちの子どもたちだったが、「名前とみんなにひと言」と促されると、一歩前に出た高田くんが「高田琥太郎です」とあいさつした後、選手たちへ向けて「よく頑張りました!」と労いの言葉。この何ともストレートな“ひと言”に選手たちはどっと沸き、ロッカールームは大きな笑い声と拍手に包まれた。

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