■新たな都市を建設
砂漠の国で冬季アジア大会? 舞台は「ネオム」と名づけられた新都市である。サウジの北部に建設が進んでいる。2030年代にはサウジアラビア観光の中心になりそうな、まったく新しい計画都市である。幅200メートル、長さ170キロという線状の超未来都市「ザ・ライン」とともに、近くの2500メートル級の山地を利用して「トロジェナ」という名の人工スキー場をつくるという。
ただ、新都市建設をめぐってそこに居住していた人びとを移住させなければならないという問題もあり、それがまた「人権問題」としてイギリスなどで非難の声が高まっている。
この冬季大会に続いて、夏季のアジア大会も2034年にサウジアラビア(リヤド)で開催されることが決まっている。2020年に決まったのだが、当然、気温が50度を超えることもある夏のリヤドでは開催できず、2006年のドーハ(カタール)大会と同様、冬(ドーハ大会は12月だった)の開催となるだろう。とすれば、ワールドカップと時期がバッティングする可能性が十分ある。人権問題とともに、2034年ワールドカップのサウジアラビア開催をFIFAが認めるかどうかのひとつのポイントになりそうだ。