11月29日、浦和レッズは埼玉スタジアムに、武漢三鎮(中国)を迎え、AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節を行い、2―1で勝利した。
MF小泉佳穂は「4連敗をしていて苦しかったので、引き分けではなく勝ち切れたのは精神的に楽になる部分。重苦しさを断ち切れたので残り試合の弾みにできそうな感じはしています」と振り返った。
浦和は序盤から主導権を握りゴールに迫る。6分には小泉が右サイドの背後を突き、逆サイドのFW髙橋利樹がゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。
「相手の5バックをいかに崩すか、シャドーやウイングの選手がハードワークするタイプではなく、右サイドで相手を引き出しながらフォワードとの関係性で崩したいところで、オフサイドになったシーンは綺麗に使えたので狙い通りでした。ただ得点にならず残念でした」(小泉)。
浦和の得点はDFアレクサンダー・ショルツのPKと今季限りでの現役引退を表明しているFWホセ・カンテの劇的ボレー弾だ。「得点がPKとホセの個人技で悔しい部分もあります」と個に頼った得点シーンを反省点に挙げながらも「ただ今日はチームの狙いが共有できていたことは良かったと思っています」と、得点にはつながらなかったものの練習で磨いたコンビネーションプレーへの手応えを口にした。
浦和は決勝トーナメントに進出に望みをつなぐ勝点3を手にすると公式戦の連敗を4で止め、今季埼玉スタジアムラストゲームを白星で飾った。
「本当に苦しかった。どんな形であれ勝って終われたのが救われた部分あります。しかも水曜日の夜、突破も厳しいACLで13000人の方が来てくれて、その人たちが笑顔で帰れることが嬉しいです」